晴れ、時々、スウェーデン(Sverige/Sweden)

ひょんなことからSwedenにハマってしまった人のスウェーデンにまつわるブログ

「春の悶え/Hon dansade en sommar」 (108分・DCP・白黒)

 

1951(ノーディスク・トーネフィルム)(監)アーネ・マットソン(原)パール・オーロフ・エークストルム(脚)ヴォロージャ・セミチョフ(撮)ヨーラン・ストリンドベリ(美)ビッビ・リンドストルム(音)スヴェン・シュルド(出)ウッラ・ヤーコブソン、フォルケ・スンドクヴィスト、エードヴィン・アードルフソン

湖畔での全裸のラブシーンによって世界中でスキャンダラスなまでにヒットし、美しい自然描写と性的な自由さという、スウェーデン映画の一般的イメージを確立した作品。だが、むしろ全篇を支配するのは、教会に代表される旧道徳に縛られた農村社会と、都市文化の流入によって、一瞬の青年期を燃焼し尽くすかのように純粋に異性を求めようとする若者たちとの、熾烈な世代間闘争のドラマである。ベルリン国際映画祭金熊賞受賞。1954年日本公開。

f:id:histujimakino:20190202222636j:plain

春の悶え

A面は「都会から農村にやってきた青年のひと夏の恋の物語」で、B面は、「教会による村社会の支配」みたいなものかなぁと思った。 

この映画以外の白黒映画もそうなんだけど、明らかに昼間に撮影しているシーンが夜のシーンとされていて、面白いと思った。